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栽培管理|イチゴ【地植え】の育て方

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

イチゴ【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

イチゴ【地植え】写真

 イチゴはバラ科の多年草です。生育適温は17~20℃と冷涼な気候を好むので、夏の暑さを苦手とします。さらに、浅根性のため乾燥に弱いのですが、寒さには強く、雪の下でも越冬します。  世界の主なイチゴ生産地帯は、温帯~亜寒帯の間にあり、熱帯では標高1000m以上の高地でなければ栽培は見られません。だから東南アジアのような熱帯地域では、イチゴ自体が珍しい果実で、高価な値段で販売されています。

管理

水やり

 乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。

中耕・除草・追肥

 植えつけ後、除草を兼ねて、1~2回中耕します。3月上旬に条間に粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり150gをばらまいて追肥し、中耕します。果実の肥大開始期に週に1回、500倍に薄めた液体肥料「花工場原液」か「ベジフル液肥」を与えると効果的です。

枯れ葉摘み

 植えつけ後、寒冷期に入ると成長が止まって休眠します。1~2月に枯葉をこまめに取り、病気が発生しないよう注意します。

マルチング

 2月~3月、幅95cmの黒マルチをイチゴの株の上からかけ、マルチの周囲を土で押さえます。マルチの上からイチゴの株を探り、マルチを破ってイチゴの株を上にのぞかせます。果実が汚れるのを防ぎ、地温を上げるのに効果があります。

次年度の苗づくり

 収穫が始まるころから、ランナーが伸びはじめ、子株ができます。培養土を入れた10.5cmポリポットを用意し、その真ん中に親株から伸びてきた子株を置き、ランナーを小石やUピンなどで押さえ、1日1~2回水やりすると、10~15日ほどで活着します。子株にランナーを2cmぐらいつけて、ハサミで親株と切り離すと、翌年の苗が完成します。ポリポットのまま、植えつけ適期の10月中旬まで管理しましょう。

収穫

収穫

 5月中旬ごろから、ヘタ近くまで真っ赤に色づいた完熟の実を収穫します。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

イチゴ【地植え】の育て方のページです。
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