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準備と植え付け|マツの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

マツを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

マツ写真

 現在ではさまざまなコニファー(針葉樹)が栽培されますが、もっとも広く栽培されるのは、何といってもマツでしょう。しかし、姿よく育てるための管理方法が知られていない植物の筆頭ではないでしょうか。  マツはやせ地でもよく生育するため、伐採跡地や崩壊地などに最初に生えてきます。

植えつけ方

植えつけ

 下枝にも日が当たるような、日なたでの栽培が適しています。日陰では樹勢が衰え、葉の色も悪くなります。マツの根には酸素を好む菌が共生しているので、空気を多く含むような水はけのよい土壌で育てます。また、根は荒く、細根も少ないため、成木は移植を嫌います。植え場所をよく吟味することが必要です。

 植えつけは休眠期の2~4月に行ないます。根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、水はけの悪いところでは砂質土を客土します。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませ、支柱を立てます。

 移植する場合は、1年前にあらかじめ根回しをしておくとよいでしょう。幹の直径の4~5倍の位置で周囲を掘って根を切り、埋め戻して細根を出させます。移植時にはていねいに根巻きをして、土を崩さないように植えつけます。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

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