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栽培管理|マユミの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

マユミの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

マユミ写真

 ニシキギ(錦木)は錦のような紅葉の美しさから名づけられましたが、その仲間のマユミも、茶色がかったオレンジ色の紅葉が美しい落葉高木です。それにもまして美しいのが、朱色がかった赤い四角い果実で、熟すと中からオレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。  材は緻密で粘りがあり、古くはこの木から弓をつくったことから、真弓と呼ばれるようになったとされます。

管理

水やり

 特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。

肥料

 寒肥として2~3月に粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g、株元にばらまきます。

剪定

 マユミは枝数が少なく、また成木になると自然に樹形が整うので、基本的に剪定は不要です。落葉期に、地面に対して垂直に伸びる徒長枝や、混みすぎた枝を基部から切り取る程度の剪定にします。株をコンパクトにしたいときなどは強剪定することもでき、よく萌芽しますが、数年間は花(実)つきが悪くなります。

ふやし方

 さし木、またはタネまきでふやします。

 さし木は落葉期の3月、または新芽が固まった7月に行ないます。枝先を長さ5cmほどで切り、1時間ほど水揚げをしてから、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶして、さし木用土や赤玉土の小粒などにさし木します。たっぷりと水やりして、日陰に置き、春または秋に鉢上げします。

 タネまきは、10~11月に熟した果実を採取し、赤い仮種皮と果肉を水で洗い流して完全に取り除き、白いタネだけにします。果肉は油分を含むので、ザルなどに入れて流水で作業するとよいでしょう。なお、タネは乾燥させると発芽能力がなくなるので、調整後はなるべく早く、赤玉土小粒などにまきましょう。タネをまいた鉢や箱は屋外に置き、乾かさないように水やりして管理すれば、春に発芽します。タネを春まで保存する場合は、果肉を取り除いた後、チャック付きのビニール袋などに密封して乾燥しないようにして、冷蔵庫の野菜室で保管します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

マユミの育て方のページです。
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