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栽培管理|温州ミカン【鉢植え】の育て方

千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教 三輪 正幸

温州ミカン【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

温州ミカン【鉢植え】写真

一般的にミカンといった場合は、温州ミカンのことを指します。寒さにやや弱いので温暖地での栽培に適していますが、鉢植えにして冬だけ暖かい場所に移動すれば、寒冷地でも十分栽培できます。

使用するもの

置き場所

春から秋は日当たりと風通しがよく、雨が直接当たらない場所に置くと病害虫が発生しにくいです。冬は-5℃を下回らない場所に置きましょう。

水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

2月に元肥、6月に追肥、11月にお礼肥を施します。肥料は鉢土の全域に均一になるように施します。成熟期の9〜11月に窒素肥料が効きすぎると、糖度などの品質が低下することがあるので注意が必要です。

摘果

7〜9月ごろに摘果します。摘果の際には葉の数を目安にし、1果あたりの葉が25枚程度になるように間引くとよいでしょう(葉果比25)。ただし、必要以上に間引きすぎると、果実が大きくなりすぎて大味になる傾向にあるので注意が必要です。

収穫

果実全体が橙色に色づいたものから順次収穫します。果梗の切り口が残ると他の果実を傷つける恐れがあるので、切り残しがないようにヘタぎりぎりの位置で切り直します。

剪定

[手順]
①木の芯を止める:縦や横の木の広がりを抑えて樹高を低くしたい場合は、枝分かれしている部分で切り取ります。この作業は樹高が高くなったらその都度行ないます。ただし、1回に大量の枝を切り戻すと、翌年に太くて長い枝が発生して実つきが悪くなることがあるので、太い枝を切り戻す際は、切り取る長さが50cm程度になるようにします。
②不要な枝を間引く:混みあった枝や枯れ枝、徒長した枝などの不要な枝をつけ根から間引きます。春、夏、秋に伸びた枝をそれぞれ春枝、夏枝、秋枝といいますが、春枝は結実しやすいので優先的に残し、夏枝や秋枝にはあまり結実しないので、つけ根で切り取ります。一般的に春枝は短くて切り口の断面が丸くて、夏枝や秋枝は長くて切り口の断面が三角になる傾向にあるので、見分ける際の目安となります。
③長い枝のみ、先端を1/3程度切り詰める:
一般的に翌年果実がつく枝が発生する花芽は、春枝(場合によっては夏枝も)の先端から中間付近にしかつきません。
 すべての枝の先端を切り詰めると収穫できなくなるので注意が必要です。各枝の見分けがつく場合は、夏枝や秋枝はつけ根で切り取り、春枝は切り詰めないようにします。見分けがよくつかない場合は、30㎝以上の長い枝のみを選んで、1/3程度を切り詰めると、ほとんどの春枝を残し夏枝や秋枝を切り詰めることができます。

①~③の手順に従って剪定する。
果実がなりやすい春枝(短い枝)を残すのが最大のポイント。
監修:千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教 三輪 正幸

1981年岐阜県生まれ。千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教。 専門は果樹園芸学。 教育研究に加え、「NHK趣味の園芸」の講師をつとめ、家庭でも果樹を気軽に楽しむ方法を提案している。 著書「剪定もよくわかる おいしい果樹の育て方」、ほか監修書など多数。

温州ミカン【鉢植え】の育て方のページです。
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