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栽培管理|うめ【鉢植え】の育て方

千葉大学 環境健康フィールド科学センター 助教 三輪正幸

うめ【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

うめ【鉢植え】写真

花も果実も楽しめるウメは、日本の気候風土によく順応して寒さや暑さ、病害虫にも比較的強い果樹です。実ウメの品種を選び、ぜひとも鉢植えで育ててみましょう。

使用するもの

置き場所

春から秋は日当たりや風通しがよく、雨が直接当たらない場所に置くと病害虫が発生しにくいです。

水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

肥料

11月に元肥、4月に追肥、6月にお礼肥を施します。肥料は鉢土の全域に均一になるように施します。

人工授粉

開花数が多く、ミツバチなどの昆虫が受粉するので人工授粉は必須の作業ではありません。

収穫

梅酒やジュースにする場合は未熟な黄緑色の果実を、梅干しにする場合は完熟した黄色の果実を収穫するとよいでしょう。‘南高’や‘露茜’などの品種は日光がよく当たった果実は赤く色づきます。

剪定

[手順]

①先端の枝を1本に間引く:主枝や亜主枝の先端付近が枝分かれすると骨格となる枝が細くなり、樹勢も弱くなるので、充実した1本だけを残し、ほかはつけ根で間引きます。残した1本の枝は③で切り詰めます。

②不要な枝を間引く:混み合った枝や枯れ枝、徒長した枝などの不要な枝をつけ根から間引きます。10㎝以下の短い枝には、翌年品質のよい果実がたくさんなりやすいので優先的に残します。

③長い枝は先端を1/4程度切り詰める:①②で残した枝のうち、30~70cm程度の長い枝は先端から1/4程度の位置で切り詰めます。こうすることで、翌年10㎝以下の短い枝が多く発生し、収穫量を毎年維持することができます。切り詰めた後に残った枝の長さが短すぎると果実がつきにくい長い枝ばかりが発生し、長すぎるとつけ根付近から枝が発生しなくなるので注意が必要です。

 

①~③の手順に従って剪定する。
10cm以下の短い枝をなるべく残し、翌年に多く発生させるように枝を切り詰めることが最大のポイント。

 

監修:千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教 三輪 正幸

1981年岐阜県生まれ。千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教。 専門は果樹園芸学。 教育研究に加え、「NHK趣味の園芸」の講師をつとめ、家庭でも果樹を気軽に楽しむ方法を提案している。 著書「剪定もよくわかる おいしい果樹の育て方」、ほか監修書など多数。

うめ【鉢植え】の育て方のページです。
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