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栽培管理|ムクゲの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ムクゲの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ムクゲ写真

 暑さのために、人も植物も元気がなくなる夏に、次々と大きな花を咲かせるムクゲの仲間は、盛夏を彩る代表的な花木といえるでしょう。  ムクゲは、鉢植えとして栽培される熱帯花木のハイビスカスやアブチロン(フヨウ型の花を咲かせるアブチロンのほか、ウキツリボクや「チロリアンランプ」とも呼ばれる種類も含む)、草本植物のタチアオイ、有用植物のワタなどが含まれるアオイ科の植物です。

管理

水やり

 特別必要ありません。夏に土壌が極端に乾燥すれば、水やりします。

肥料

 一般の花木には夏に肥料は施しませんが、ムクゲやラバテラには、開花する7~9月に緩効性の粒状肥料「マイガーデン植物全般用」1m²当たり50gを、土の表面にばらまいて追肥すると、花つきがよくなります。

 また、12~1月にも寒肥として、緩効性の粒状肥料「マイガーデン植物全般用」1m²当たり150gを、土の表面にばらまいて施します。

剪定

 ムクゲの仲間は、春に枝が伸びた後に花芽をつくります。そのため、剪定は落葉中に、樹形を見ながら行ないます。この時に込みすぎた枝(A)は基部から切り除き、株の内側にも日が当たるようにすると、株全体に花を咲かせることができます。

 あわせて下部の枝(B)も基部から切り除きます。よく萌芽するので、刈り込む(C)こともできます。また、枝が伸びてきた後でも5月までに剪定すれば、夏に花を咲かせます。

 ラバテラは冬に茎の上部が枯れこむことが多いので、剪定の必要はありませんが、枝が伸びすぎる場合は、枝が伸び始めてから5月までの間に樹形を整える程度の剪定を行ないます。

ふやし方

 さし木で簡単にふやすことができます。葉の出る前の3~4月に、前年に伸びた枝を使えば最も容易に発根します。あるいは、その年に伸びた新梢が堅くなりかける5~6月、または完全に堅くなった9月下旬~10月にも、さし木ができます。

 枝を長さ15cmほどで切り取り、先端の葉2~3対を残して、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、赤玉土小粒やさし木用土に、葉が触れる程度の間隔でさします。たっぷりと水やりし、風の当たらない日陰で乾かさないように管理すれば、1カ月ほどで発根します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ムクゲの育て方のページです。
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