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準備と植え付け|メギの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

メギを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

メギ写真

 叢生する枝、黄色い花、赤い果実、紅葉と、一年を通じて観賞できる落葉灌木です。刈り込みにも耐えるため、生け垣や庭木として栽培されます。  メギの仲間(メギ科メギ属)は、ユーラシア、アフリカ、南北アメリカに450種が分布します。このうちメギは、本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、海外を含め数多くの園芸品種がつくられています。和名は「目木」の意味で、葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたためとされます

準備

 

 

植えつけ方

植えつけ

 日なた、および午前中だけ日が当たる半日陰であれば、極端に水はけの悪い土壌を除いて、土質を選ばずに育てることができます。
 鉢植えは、周年戸外に置き、春から秋は日なたから半日陰、落葉期は管理のしやすい場所に置きます。
 庭への植えつけ、鉢の植え替えともに落葉期に行ないます。3〜4月に新芽が伸びる前か、本格的な冬に入る前の10〜11月が適期です。
 植えつけは、根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、掘り上げた土の1/2〜1/3量の腐葉土や完熟堆肥などを混合した用土で行ないます。根鉢のまわりに十分に水を注ぎ、棒などで突いて根鉢と植え土をよくなじませます。
 成長が早いので、鉢植えでは小形品種以外は、毎年、植え替えが必要です。鉢植えの用土は、赤玉土細粒7と腐葉土3を混合したものなど、水はけと保水性の高いものを用います。「マイガーデン花・野菜用」を1㎡当たり150gを施します。

 
監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

メギの育て方のページです。
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