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栽培管理|メギの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

メギの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

メギ写真

 叢生する枝、黄色い花、赤い果実、紅葉と、一年を通じて観賞できる落葉灌木です。刈り込みにも耐えるため、生け垣や庭木として栽培されます。  メギの仲間(メギ科メギ属)は、ユーラシア、アフリカ、南北アメリカに450種が分布します。このうちメギは、本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、海外を含め数多くの園芸品種がつくられています。和名は「目木」の意味で、葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたためとされます。

管理

水やり

 庭植えでは、特に必要ありませんが、極端に乾きすぎる夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。
 鉢植えでは、春と秋は乾いたら水を与え、夏は水を切らさないようにします。冬は乾かし気味に管理し、控えめに水を与えます。

肥料

 鉢植え、庭植えどちらも、肥料はほとんど必要ありません。生け垣などを仕立てるために、剪定して枝を伸ばす場合は、開花後の5月下旬に粒状肥料「マイガーデン植物全般用」や「マイガーデン花・野菜用」を1㎡当たり150gを施します。

剪定

 メギはよく芽吹く植物なので、剪定によって、丸形や生け垣などの好みの形に仕立てることができます。また、自然樹形で樹高を高くしたい場合は、不要な枝を基部から切り除きます。ただし、‘オーレア’などの小形品種は成長が遅いため、剪定の必要はありません。
 剪定の適期は、落葉している1〜2月、または開花後の5月中旬〜6月です。しかし、落葉期に剪定すると花芽を切ってしまうので花が咲かず、また、開花後に剪定すれば結実しません。花も実も楽しみたいときには、不要な枝を間引く程度の剪定に止めましょう。

ふやし方

 さし木でふやすことができます。まず、6〜7月にその年に伸びて堅くなった枝を、鋭利な刃物で長さ10cmほどで切り、下方の葉は摘みとります(イラスト1ー1)。30分ほど水揚げをしたら、すべての葉を半分の大きさに切り(イラスト1ー2)、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、赤玉土小粒やさし木用土を入れた平鉢や箱に、葉が触れ合う程度の間隔でさします(イラスト1ー3)。たっぷりと水やりして日陰に置き,秋に鉢上げします。
 野生種の場合は、タネでもふやすことができます。秋から冬に熟した果実を採取し、果肉を水洗いして完全に取り除き、タネだけにします(イラスト2-1)。タネは乾燥させると発芽能力がなくなるので、赤玉土小粒などを入れた鉢に、すぐにまきます(イラスト2-2)。戸外に置き、乾かさないように管理すれば春に発芽します(イラスト2-3)。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

メギの育て方のページです。
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