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栽培管理|いちじく【鉢植え】の育て方

監修:千葉大学 環境健康フィールド科学センター 助教 三輪正幸

いちじく【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

いちじく【鉢植え】写真

庭に植えると大木になりやすいイチジクも、鉢植えにすればコンパクトに仕立てることができます。病気が発生しにくく、摘果や袋かけなどの作業が不要で、比較的、作業の手間がかかりません。今回は開心自然形仕立ての解説をします。

使用するもの

置き場所

春から秋は日当たりと風通しがよく、雨が直接当たらない場所に置くと病害虫が発生しにくいです。冬は-10~7℃の場所に置きましょう。

水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

肥料

2月に元肥、6月に追肥、10月に礼肥を施します。肥料は鉢土の全域に均一になるように施します。

芽かき

冬の剪定時に先端を切り詰めた枝からは翌春多くの新梢が発生して、混み合うことがあります。4〜5月に萌芽した短い新梢が混み合っている場合は、間引くとよいでしょう。この作業を芽かきといいます。

収穫

全体が色づいた果実から順次収穫します。未熟すぎると硬くて甘みが足りず、過熟すぎると果肉が崩壊して果汁がこぼれ落ちるので、適期をしっかりと見極めて収穫します。

剪定

[手順]開心自然形仕立ての場合

①先端の枝を1本に間引く:先端付近から多くの枝が発生しますが、すべて残すと各枝が細く貧弱になるので、角度や充実度合いが最もよい枝1本を選んで、それ以外はつけ根で間引きます。残した枝の先端は③で切り詰めます。

②不要な枝を間引く:混み合った枝や枯れ枝、徒長した枝などの不要な枝をつけ根から間引きます。株元周辺から枝(ひこばえ)が発生した場合は、すべてつけ根で間引きます。

③長い枝のみ、先端を1/3程度切り詰める:秋果はすべての枝を強く切り詰めても翌年結実しますが、夏果は枝の先端にしか花芽がつかず結実しないので、夏果専用種はすべての枝の先端を切り詰めると収穫できなくなります。残した枝のうち、40cm以上の長い枝は枝の先端を1/2程度切り詰め、翌年充実した枝を発生させます。40cmに満たない枝は切り詰めずに残します。

 

①~③の手順に従って剪定する。
秋果専用種や夏秋果兼用種は、主枝を株元付近に横一文字に配置する一文字仕立てにしてもよい。

 

監修:千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教 三輪 正幸

1981年岐阜県生まれ。千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教。 専門は果樹園芸学。 教育研究に加え、「NHK趣味の園芸」の講師をつとめ、家庭でも果樹を気軽に楽しむ方法を提案している。 著書「剪定もよくわかる おいしい果樹の育て方」、ほか監修書など多数。

いちじく【鉢植え】の育て方のページです。
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