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準備と植え付け|モチノキの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

モチノキを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

モチノキ写真

 モチノキ(黐木)の名は、鳥黐(とりもち)の原料を取ったことに由来します。樹皮を水につけて腐らせて、搗(つ)いてから水にさらして、鳥黐をつくります。材は白く、緻密で堅いため、櫛や印材としても利用されます。  花は小さく目立ちませんが、秋に熟す赤い果実が美しいことから、庭園樹として広く栽培されます。雌雄異株であるため、雌木にしか実がなりません。  モチノキの仲間(モチノキ科モチノキ属)は、世

準備

 

 

植えつけ方

植えつけ

 栽培容易で、ある程度の日陰にも耐えますが、本来は西日を避けられる日なたで育てるのに向きます。極端に乾きすぎない肥沃な土壌であれば、特別な管理をしなくても旺盛に生育します。
 植えつけは、4〜5月、または9月中旬〜10月が適期です。根鉢の2〜3倍の大きさの植え穴を掘り、植え戻す土量の1/3量程度の腐葉土と、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」や「マイガーデン花・野菜用」を1㎡当たり150g混合して植えつけます。植えつけ時に枝を間引いて、風通しをよくしておくとよいでしょう。根鉢のまわりに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根鉢と植え土をなじませ、ぐらつかないように支柱を立てて、しっかりと固定します。

 
監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

モチノキの育て方のページです。
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