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栽培管理|もも【鉢植え】の育て方

千葉大学 環境健康フィールド科学センター 助教 三輪正幸

もも【鉢植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

もも【鉢植え】写真

成熟すればするほど甘味が強くなるので、なるべく完熟まで収穫を待ちましょう。果皮に毛が少ないネクタリンもモモの仲間です。

使用するもの

置き場所

春から秋は日当たりと風通しがよく、雨が直接当たらない場所に置くと病害虫が発生しにくいです。
冬は-15~7℃の場所に置きましょう。

水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

肥料

3月に元肥、5月に追肥、9月にお礼肥を施します。肥料は鉢土の全域に均一になるように施します。

人工授粉

花粉が多く、受粉樹が不要な品種は人工授粉も基本的には不要です。一方、‘白桃’などのように花粉が少なく受粉樹が必要な品種は、人工授粉したほうがよいでしょう。花粉が多い‘あかつき’のような品種の花を摘み、花粉が少ない品種の雌しべにこすりつけます。

摘果

甘く大きな果実を収穫するために、5月ごろに果実を間引きます。目安としては1果あたりの葉が30枚程度になるように間引きます(葉果比30)。摘果バサミを用いると便利です。

袋がけ

果実が黒星病や灰星病などの病気やシンクイムシなどの害虫の被害に遭いやすいので、摘果が終わった5月ごろに市販の果実袋をかけて守ります。

収穫

果実袋を外して果皮の色を確認し、全体が色づいた果実だけを収穫します。果実を軽くつかみ、上に引き上げると収穫できます。残った果梗でほかの果実を傷つけないように、剪定バサミなどで切り取ります。

剪定

[手順]

①先端の枝を1本に間引く:主枝や亜主枝の先端付近が枝分かれすると骨格となる枝が細くなり、樹勢も弱くなるので、充実した1本だけを残し、ほかはつけ根で間引きます。

②枝の割合は短い枝を7割、長い枝を3割に:混み合った枝や枯れ枝、徒長した枝などの不要な枝をつけ根から間引きます。短い枝に品質のよい果実がなりやすいので、間引いて残る枝の割合を、15cm以下の短い枝(短果枝)が7割、20㎝以上の長い枝(長果枝)が3割にするのが理想的です。

③長い枝は先端を1/3程度切り詰める:20cm以上の長果枝の先端は1/3程度を切り詰めて、翌年充実した枝を発生させます。このとき、小さくて先端がとがった葉芽が枝の先端になるようにすると、よい枝が発生しやくすなります。

①~③の手順に従って剪定する。
なるべく斜めや横向きの枝を残すのが低樹高に仕立てるポイント。
監修:千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教 三輪 正幸

1981年岐阜県生まれ。千葉大学環境健康フィールド科学センター 助教。 専門は果樹園芸学。 教育研究に加え、「NHK趣味の園芸」の講師をつとめ、家庭でも果樹を気軽に楽しむ方法を提案している。 著書「剪定もよくわかる おいしい果樹の育て方」、ほか監修書など多数。

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