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準備と植え付け|ライラックの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

ライラックを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ライラック写真

ライラック モクセイ科 / ハシドイ属 若木のうちから開花するので、鉢植えでも楽しめます。また、シンボルツリーとしても十分な存在感があるので、さまざまな品種を数本植えると、美しさが引き立ちます。 日本には香りのある植物の自生が少ないためか、春に香り高いジンチョウゲと、秋を代表するキンモクセイを除いて、香りのよい花木が栽培されることはほとんどありませんでした。一方、 英語には香りに関する言葉が

準備

育て方のコツ

暑さに多少弱く、根腐れを起こしやすいので、深植えしないこと。販売されているのはイボタノキを台木とした接木苗なので、植えつけ後に接ぎ目まで幹を中心とした小山状に土を寄せ、自根を出させるようにするのがコツです。

 

植えつけ方

植えつけ

ライラックの栽培が難しいとされるのは、暑さや多湿に弱いためです。そのため、風通しのよい、午前中は日の当たるような場所を選ぶことが必要です。また、土壌は水はけがよく、腐植質に富んだ土壌が適しています。東向きの斜面地などが最も適しています。

植えつけは、落葉休眠期の11〜3月に行ないます。根鉢の2倍の深さと幅の植え穴を掘り、元肥として粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン元肥用」を1m²当たり240g施し、腐葉土を掘り上げた土の1/3ほど混ぜて植えつけます。

植えつけ後は、根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。ぐらつかないように支柱を立てて固定します。

鉢植えでは、赤玉土細粒に腐葉土を3:1の割合で混合した用土を利用し、粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン元肥用」を用土1ℓ当たり8〜12g施して植えつけます。植え替えは2〜3年に1回が目安です。植えつけ時期は、庭植えに準じます。

 
監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

ライラックの育て方のページです。
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