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栽培管理|ニューギニアインパチェンスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ニューギニアインパチェンスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ニューギニアインパチェンス写真

南太平洋のニューギニア諸島で発見された原種を元に、アメリカで品種改良された品種群が、主にニューギニアインパチェンスと呼ばれています。通常のインパチェンスに比べて花が大きく、花弁も比較的堅く強健です。花色には、白色、朱色、赤紫色などがあります。

管理

管理

明るい日陰を好む植物です。強い日差しに当たると葉焼けの原因になるので、置き場所や植え場所を考慮しましょう。寒さにも弱く、霜にあたると一晩で葉が黒くなってしまうことがあります。晩秋から春までは、5℃以上ある室内に置いて管理しましょう。

一般的な草花に比べて、水分を好む植物なので、水やりはこまめに行います。水切れすると、一気にしおれることがあります。もし水切れさせてしまったら、すぐに水を張った容器に鉢を浸し、日陰で管理します。

翌日にはシャッキリした茎葉に戻ります。ただし、生育が緩慢になる冬季は、やや乾かし気味に管理します。

植えつけ時、培養土に粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を均等に混ぜ込みます。生育の旺盛な植物なので、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を1週間に1回施し、肥料切れさせないことが大切です。生育が緩慢になる真夏や冬期は、肥料は施しません。

また、ニューギニアインパチェンスは、さし木でふやすことが可能です。さし木の適期は6月と9~10月。元気な茎を3~4節(15cmほど)で切り、葉を数枚だけ残したさし穂を、さし木専用土にさします。

さし木の発根促進剤「ルートン」を、さし穂の切り口につけてさすと、発根が促されます。品種によって差異はありますが、だいたい2週間程度で発根が見られます。さし木から4週間ほどで、目的の鉢に植え替えができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫

 

 
監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ニューギニアインパチェンスの育て方のページです。
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