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栽培管理|はぼたんの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

はぼたんの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

はぼたん写真

 ハボタンは、野菜のキャベツの仲間ですが、食べてもおいしくなく、主に葉色を観賞するために育成された植物です。葉が丸く波打つ丸葉系や、細かく縮れている縮れ葉系、切れ込みが深い切れ葉系などがあります。葉色は、白、ピンクなどがあります。直径40~50cmになるものから、15cm程度のミニ系もあり、冬の花の少ない花壇を彩る貴重な植物です。4月上旬ぐらいになるととうが立ち、黄色い小花も楽しめます。  

管理

水やり

 土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。鉢に植えつけてからしばらくの間は、乾かさないように管理しましょう。新しい根が伸び始めたら、やや乾き気味に管理します。花壇の場合も同様で、植えつけ時は乾かさないように管理します。やがて新しい根が伸び始めます。乾燥が続くとき以外は、雨水だけで大丈夫です。

肥料

 チッ素分が多過ぎると葉色の緑が強くなり、白やピンクの発色が悪くなります。植えつけ時の元肥には、3要素がバランスよく含まれる粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を施しましょう。その後、追肥は不要です。そのほうが葉色の出方が美しくなります。

置き場所

 しっかりと寒さに当てることで、葉色の発色が冴えます。室内や温室などに置くと、綺麗な色が出にくくなるので、日当たりと風通しがよい屋外で栽培しましょう。

ふやし方

 大きなハボタンを育てるためには、7月下旬から8月上旬にタネまきを行ないます。暑い時期ですが、ハボタンの発芽は悪くありません。本葉が3枚ほどになったら、9cmポリポットに植え替えます。その後、ポリポットの上から見て、表土が見えないほどに育ったら、最終的に育てる花壇や鉢などに植えつけます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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