ガーデニング・園芸のことなら住友化学園芸のeグリーンコミュニケーション
準備と植え付け|バーベナの育て方
監修 園芸研究家 矢澤秀成
バーベナを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。
バーベナは、ブラジル原産のクマツヅラ科の植物です。別名ヒメビジョザクラとも呼ばれるように、サクラソウに似た小さな花をたくさん咲かせます。花色は、白、赤、紫、ピンク、藤色などがあります。 なお、バーベナには一年草タイプのものと宿根するタイプがありますが、ここでは、一年草タイプのバーベナを紹介します。
準備
タネまき
一年草タイプのバーベナは、ヤエザクラの花が散るころにタネをまきます。購入したタネは、すでに発芽処理などが施されていますが、自家採種したタネは、1晩ぬるま湯につけてから、軽く洗ってまきましょう。発芽抑制物質や汚れなどが取れ、発芽しやすくなります。
なお、バーベナは品種にもよりますが、タネまきから発芽まで15~20日程かかります。土が乾かないように水やりをして、辛抱強く発芽を待ちましょう。
本葉が数枚出たら、9cmのポリポットに植え替えて、育苗します。ポリポットの上から見て、土が見えないほどに成長したら、花壇やプランターなどに定植しましょう。植えつけ時に、茎の先端を2節ほど摘心すると、分枝がよくなり、花数がふえます。
植えつけ方
植えつけ
水はけと水もちのよい土を好みます。庭植えでは、根鉢がすっぽり入る大きさ、深さの植え穴を掘って植えつけます。
鉢植えでは、水はけと水もちのバランスがよい培養土を用いて植えつけましょう。
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。
「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。
eグリーンコミュニケーションは、家庭園芸に関する悩みの解決方法、ガーデニングライフを楽しんでいただくための植物の育て方、虫や病気や雑草に関する情報をお届けしています。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。