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栽培管理|バーベナの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

バーベナの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

バーベナ写真

 バーベナは、ブラジル原産のクマツヅラ科の植物です。別名ヒメビジョザクラとも呼ばれるように、サクラソウに似た小さな花をたくさん咲かせます。花色は、白、赤、紫、ピンク、藤色などがあります。 なお、バーベナには一年草タイプのものと宿根するタイプがありますが、ここでは、一年草タイプのバーベナを紹介します。

管理

水やり

 庭植えの場合は、植えつけ時にたっぷりと水やりします。その後も根が張るまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根がしっかり張ったら。水やりはほとんど必要ありません。

 鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。やや乾燥を好む傾向がありますので、水のやりすぎには注意しましょう。

肥料

 庭植え、鉢植えともに、植えつけ時に元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150g、鉢植えなら用土1ℓ当たり5gを土に施します。開花期間中は追肥として、液体肥料「花工場原液」規定量に薄め、2週間に1回、水代わりに与えます。

置き場所

 日当たりを好む植物です。明るい日陰でも育てることは可能ですが、間延びしたり、葉色が悪くなったり、花数が少なくなります。日本の蒸し暑い気候がやや苦手なので、風通しのよい場所に置きましょう。

花がらつみ

 一年草タイプのバーベナの花を長期間楽しむためには、花がらつみが欠かせません。ボール状に集まって咲く小さな花が終わったら、茎から切り取ります。そのままにしておくとタネがつき、株が弱ったり、花つきが悪くなったりします。

切り戻し

 夏の終わりに、伸び過ぎた枝を切り戻して、乱れた草姿を直します。

ふやし方

 夏の終わりに切り戻した枝をつかって、さし木をすることができます。2節ごとに枝を切り、30分程度水に浸けてからさし木用培養土にさします。枝の切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしておくと、発根が促されます。

 2週間ほどで根が出てきて、4週間後には植え替えができます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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