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栽培管理|パンジーの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

パンジーの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

パンジー写真

パンジーは、スミレ科の植物です。晩秋から春にかけて次々に咲き、今では冬を代表する花のひとつとされています。19世紀以降、主に欧米で改良が進められました。花色はかなり豊富で、白、黄、青、紫、ピンク、オレンジ色、赤などがあります。ほかに複色咲きやフリル咲きなどもあります。 パンジーが日本へ渡来したのは江戸時代だそう。当時は「三色すみれ」と呼ばれており、その名は現在でも、別名として使われています。

管理

水やり

土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。寒さには強い植物ですが、冬の土が凍る期間は夕方の水やりは避け、午前中に水やりをするのがベストです。

肥料

パンジーは、晩秋から春までの間、次々にたくさんの花を咲かせます。花を咲かせる体力を維持するために、定期的に追肥をしましょう。苗を植えつける時には適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を施し、根がしっかり張り始めたら10日に1回ほど、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を施します。施肥は、3月下旬までで終了します。

置き場所

パンジーは日当たりを好むので、日当たりが悪い場所では花数が減ったり、徒長した状態になります。冬の間、風当たりが強い場所に置くと葉が変色することがあるので注意しましょう。

タネまき

パンジーの花を年内に楽しむためには、8月下旬頃にタネまきをします。年明けに開花させるなら、彼岸花が咲き始める9月下旬頃までにはタネまきを終えましょう。まだ残暑の厳しい時期なので、風通しのよい明るい日陰で管理するとよいでしょう。トレイに市販のタネまき専用土を入れてタネをまき、発芽後は、日当たりのよい場所に移動して管理します。本葉が3~4枚展開したら、根を傷めないようにポリポットに植え替えます。ポリポットいっぱいに葉が茂り始めたら、花壇やプランターなどに定植して楽しみましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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