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栽培管理|パンパスグラスの育て方
監修 園芸研究家 矢澤秀成
パンパスグラスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。
パンパスグラスは、南アメリカ原産のイネ科の多年草です。草丈1m前後にしか伸びない矮性のプミラと、草丈3mほどにも伸びる高性種、セロアナなどがあり、ヒガンバナが咲く頃に花穂を伸ばします。 花穂の色は、白色や黄色、ピンク色など。ススキの仲間で、葉の周辺にはギザギザがあります。手を切らない様に、扱うときは必ず手袋をしましょう。 パンパスグラスの花穂は、大きく伸びる株とあまり目立たない株が
管理
水やり
株を植えつけて根づくまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。しっかり根づいた後は、ほとんど水やりは不要です。それだけ根張りのよい植物です。
肥料
粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を土に適量混ぜ込んでから、株を植えつけます。その後は、1年に1回ソメイヨシノが開花する頃に、同じく適量の粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を根元の土の上にばらまくだけで、十分すぎるほど大きく元気に育ちます。肥料は、一般の草花に比べて、控え気味に与えるとよいでしょう。
置き場所
パンパスグラスは、日なたを好む植物です。根がしっかり張るので、ある程度、風が強い場所でもしっかり育ちます。南アメリカの植物ですが、寒さには強く、気温がー2℃になっても大丈夫です。ただし、地面が凍る地域では枯死する場合がありますので、秋になったら株元を枯れ葉や腐葉土などで覆って防寒し、凍結を防ぎましょう。
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。
「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。
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