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栽培管理|ヒナソウの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ヒナソウの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ヒナソウ写真

 ヒナソウ(雛草)は、北アメリカ・東部の湿った草原や岩場などに自生するアカネ科の多年生植物です。日本には昭和の終わりに導入された、まだ比較的新しい植物です。別名トキワナズナや、学名のフーストニアと呼ぶこともあります。この学名は、スコットランドのフーストンという植物学者に因んだ名前だそうです。  草丈は10cm程度で、薄い青紫色と中心部の濃い黄色とのコントラストも美しい花です。ほかに白花もあり

管理

水やり

 ヒナソウは根が浅く広がるため、乾燥には注意が必要です。湿った草原に自生する植物なので、表面が乾く前にたっぷりと水を与えましょう。

肥料

 肥料は春先から初夏に、所定の倍率に希釈した液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を月1回施します。肥料はできる限り少なめに施しましょう。

置き場所

 日当たりのよい場所を好みますが、夏の強い日差しは嫌います。夏季は明るい日陰で管理しましょう。

ふやし方

 株分けやタネでふやすことができます。株分けは植えつけと同じ時期に行ないましょう。タネでふやすときは、基本的にタネをとったらすぐにまきます。タネまき用の培養土は、市販のタネまき用培養土に、細かくした水ゴケを10~20%ほど混ぜたものを使うことをおすすめします。やや湿り気の維持できる培養土の方が、発芽は比較的スムーズです。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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