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栽培管理|ビデンスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ビデンスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ビデンス写真

 ビデンスは、世界中に分布するキク科植物です。日本に自生する一年草のセンダングサもビデンスの仲間になります。  日本国内に流通するビデンスは、フェルリフォリア種とラヴェリス種があり、ウインターコスモスと呼ばれている種類は、後者のラヴィリス種になります。ラヴィリス種は、北アメリカのフロリダやテキサスなどに自生し、秋から冬に黄色や白色の可愛らしい花を咲かせます。

管理

水やり

 根張りがよい植物なので、鉢植えの場合は乾きやすく、水切れに十分注意が必要です。鉢土の表面が乾き始めたら、根元にたっぷりと水やりをします。冬は、水やりをやや控えて、乾燥気味に管理します。

肥料

 植えつけ時に元肥として、花壇では粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、 「マイガーデン植物全般用」を1㎡当たり150g、鉢植えの場合は用土1ℓ当たり5gを、土に混ぜて施します。その後は、2~3ケ月に1回、同じ肥料を同量、土の上にばらまいて施す程度で十分です。

置き場所

 日当たりのよい場所を好む植物です。寒さに強い植物なので、冬でも特に防寒の必要はありませんが、表土が凍る地域では枯葉のマルチングなどをして寒さから保護しましょう。庭植えの場合は、水はけのよい場所を選んで植えつけます。

植え替え

 ビデンスは、生育が非常に旺盛で、鉢植えだと1年で根鉢がいっぱいになります。毎年植え替えをすることをおすすめします。

 鉢から根鉢を取り出して、一回り大きな鉢に植え替えます。このとき根張りがよ過ぎて、鉢が外せないことがあります。その場合は、鉢穴から伸び出している根を切断します。根鉢はかなり固くなっているので、ハサミで半分ほどの大きさに切ります。その後、ドライバーなどをねじ込むようにして、古根と土を取り除きましょう。一回り大きな鉢に植え替え、水をたっぷりやります。10日間ほど明るい日陰で管理してから、日なたへ移動させます。

ふやし方

 ビデンスは、タネまきやさし木でふやすことができます。

 タネまきは、ヤエザクラが咲くころが適期です。発芽し、本葉3枚程度展開したら、3号のポリポットに植え替えます。

 さし木は、5月下旬~7月上旬が適期です。茎を2~3節ごとに切り、水に30分程度浸けた後に、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶし、さし木用培養土にさします。水をたっぷり与えて、明るい日陰で管理します。3~4週間たったら、3号ポットに植え替えます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ビデンスの育て方のページです。
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