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準備と植え付け|日本芝(コウライシバ)の育て方

監修:株式会社那須ナーセリー 武井和久

日本芝(コウライシバ)を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

日本芝(コウライシバ)写真

芝生に使用される芝には日本に自生する日本芝と海外から導入された西洋芝とがあります。日本芝にはノシバ、コウライシバ、ビロードシバ(キヌシバとも)があります。コウライシバ(高麗芝)にはノシバ(野芝)に近い大型のものから、ビロードシバに近い小型のものまでありますが、通常、葉幅が2mm以下の小型のものはヒメコウライシバ(姫高麗芝)と呼ばれ、コウライシバとは区別して扱われます。

準備

 

 

植えつけ方

植えつけ期

4月下旬〜6月上旬。萌芽したコウライシバが成長をはじめる晩春〜初夏が芝張りの適期です。生育が十分でないと根の活着まで日数がかかり、その間の水やりが大変です。養生期間中の水やりの手間を軽減するために、梅雨入り直前に施工するという選択肢もありますが、床土の水はけが悪いと土壌が過湿になり、根づきにくくなるので注意が必要です。なお、夏はコウライシバの成長が最大になるため、芝張りの適期のように思えますが、養生期間中に乾きすぎることが多く、水管理が難しくなります。また、秋に入ると急速に成長が低下してしまうので、十分に貯蔵養分を蓄えることができず、耐寒性が低下して寒害を受けやすくなります。したがって、夏の芝張り作業はできるだけ避けることをおすすめします。秋以降はコウライシバの成長が止まるので、芝張り作業は行ないません。

 
監修:芝生研究家  武井和久

1963年栃木県生まれ。千葉大学大学院園芸学研究科修士課程修了。 1989年より千葉大学園芸学部助手。園芸別科(造園・樹木専攻)担当の傍ら芝草研究に従事。 1993年より株式会社那須ナーセリーに入社。寒地型芝草研究所研究員、後に主任研究員。2000年よりウェブサイトの制作・運営に携わり、芝生関連情報の公開およびサポートに努める。2006年より情報管理課長。現在、社内のIT全般を担当しつつ、芝生調査や教育研修に当たる。 2016年3月、家の光協会より「一年中美しい 家庭で楽しむ芝生づくり12か月」を上梓。

日本芝(コウライシバ)の育て方のページです。
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