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栽培管理|ブルーデージーの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ブルーデージーの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ブルーデージー写真

 ブルーデージーは、南アメリカなどの熱帯地域に自生する植物で、一年草タイプと、多年草タイプがあります。ここでは、多年草タイプのブルーデージーを紹介します。  ブルーデージーはその名の通り、さわやかな青い花を咲かせます。中心部の黄色と花弁のブルーのコントラストが、さらに涼しさを呼び寄せます。最近は、葉に黄色い斑が入る品種も店頭に並ぶようになりました。単品でも楽しめるほか、寄せ植え素材としても重

管理

水やり

 鉢土が乾いたら、たっぷりと水やりします。高温多湿を嫌うので、必要以上に水を与えると、根腐れの原因になります。夏は水やりをやや控えめにする方がよいでしょう。また、冬も乾かし気味に管理します。

肥料

 植えつけ時、元肥として、緩効性化成肥料を適量施します。粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を庭植えなら1m²当たり150g、鉢植えなら用土1ℓ当たり5g、土に混ぜて植えつけます。

 その後も2~3ケ月に1回、同様の肥料を同量、株元に施します。夏と冬の肥料は控えます。

置き場所

 日当たりを好む植物で、日陰で育てると、花つきが悪くなり、花色が薄くなります。斑入りのブルーデージーは、夏の強い日ざしや西日にやや弱いので、寒冷紗などで日ざしから株を守るとよいでしょう。

 なお、夏の暑さは苦手です。明るい日陰などに移動させて管理しましょう。

 また、寒さはやや苦手です。強い霜には当てないように管理しましょう。寒冷地では、11月下旬ごろには部屋の日当たりのよい場所へ移動させて管理しましょう。

摘心

 植えつけ時、苗の先端を軽く摘心すると芽数がふえ、やがて花数もふえます。

 続けて、花が一段落する6月下旬ごろに、再度草丈15~20cmぐらいで摘心します。こうすると風通しがよくなり、少し苦手な夏を越しやすくなります。再び新しい芽が伸びて、秋から美しい花が咲きます。

花がら摘み

 咲き終わった花は、カビなどが繁殖する原因になります。定期的に花がらを摘み取りましょう。

ふやし方

 さし木でふやせます。適期は6~7月上旬です。茎を2節ごとに切り取り、30分間水に浸けてから、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶし、市販のさし木専用培養土にさします。その後明るい日陰で管理します。4週間ほどで根が出てくるので、できるだけ根を傷つけないように注意して、3号(直径9cm)ポットに植え替えます。

植え替え

 ブルーデージーは根の生育が旺盛なので、1年に1回、初夏に植え替えます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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