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栽培管理|ブーゲンビレアの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ブーゲンビレアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ブーゲンビレア写真

 ブーゲンビレアは、中南米原産の非耐寒性、オシロイバナ科のつる性低木です。白や赤紫色、薄いピンク、オレンジ色などの美しい花で、一重咲きのほかに八重咲きもあります。最近では、黄色の品種も店頭に並ぶようになり、今後楽しみな花のひとつです。花弁は薄く、紙のような質感があるので、別名「ペーパーフラワー」と呼ばれています。実は、白や赤紫色などの色の花と思われている部分は、葉が変化した苞(ほう)と呼ばれる部位

管理

水やり

 土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。過湿に弱く、水をやりすぎると根腐れを起すことがよくあります。過湿ぎみよりも、やや乾燥気味に育てた方が、花芽もつきやすくなります。

肥料

 暖かくなると新芽が動き出します。新芽が見えたら粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、庭植えでは1m²当たり150g、鉢植えでは用土1ℓ当たり5g土の表面にばらまいて施します。

 あるいは生長期の間の月に2回、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を庭植えでは500倍、鉢植えでは1,000倍に薄めて与えます。

 なお、通常は冬の間の施肥は不要です。ただし、室温10℃以上を保ち、生長を続けている株には、同様の液体肥料を定期的に施します。

置き場所

 日当たりがよい場所を好む、熱帯から亜熱帯地域原産の植物ですが、日本の蒸し暑い気候はやや苦手です。風通しのよい場所に置きましょう。

 また、寒さが苦手なので、晩秋、霜が降りる前に、室内の日当たりのよい場所へ移動させます。暖地で庭植えにした株は、ビニールなどで覆って防寒しましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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