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栽培管理|プルモナリアの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

プルモナリアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

プルモナリア写真

 プルモナリアはヨーロッパ原種のムラサキ科の植物で、春にブルーやピンクの花を咲かせます。そのほかに蕾はピンクで、開花するとブルーに変わり、さらに咲き終わりには再びピンクに変化する品種もあります。葉には、独特の小さな点状の斑が入ります。寒さにとても強い植物です。また、明るい日陰を好むことから、シェードガーデンに重宝する植物として、注目を浴びています。ただし、品種によっては、日本の高温多湿の気候を嫌う

管理

水やり

 土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりします。プルモナリアは、やや湿り気のある状態を好みます。

肥料

 毎年春に芽吹く時期と、ヒガンバナが咲き終わるころに、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150gを表土にパラパラまいて施します。鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土の表面にばらまいて施します。

置き場所

 耐寒性、耐陰性に優れますが、暑さや直射日光などには弱い植物です。直射日光に当ると葉先が傷んだり、場合によっては枯死してしまう株もあるので注意しましょう。庭植えの場合は、落葉樹の下などの明るい日陰に植えつけましょう。あるいは鉢植えにし、夏の強い日ざしや西日などを避けられる場所に置いて管理しましょう。

ふやし方

 プルモナリアは、株分けでふやすことができます。プルモナリアは、比較的生育の早い植物で、3年ほどすると大株に育ち、株分けが可能になります。株分けの時期は、花後の初夏、もしくはヒガンバナが咲き終わるころです。寒さに強く暑さに弱い性質から考えると、秋の株分けの方がストレスが少なく、順調に生育する可能性が高いのでおすすめです。分ける際は、あまり細かくしないように注意しましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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