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栽培管理|ポリゴナム(ヒメツルソバ)の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ポリゴナム(ヒメツルソバ)の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ポリゴナム(ヒメツルソバ)写真

 ヒメツルソバは、ヒマラヤ原産のタデ科の植物です。日本にはロックガーデン用植物として導入されました。しかし、繁殖力が強く、現在では野生化している株もよく見かけるようになりました。道脇のアスファルトの隙間など、力強く生育している様子を見ると、何か力をもらったような気持ちになります。初夏から秋にかけて開花するピンク色の花も可愛いのですが、葉の紅葉もとてもきれいです。

管理

水やり

 鉢植えでは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

 植えつけ時の元肥として、所定量の半分ほどの緩効性肥料を施します。花壇の場合は、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり75g、鉢植えの場合は、用土1ℓ当たり2gを土に混ぜます。その後は、肥料を施さなくてもよく育ちます。肥料が多すぎると葉が大きくなり、生育が旺盛になり過ぎて、ヒメツルソバらしさが失われてしまうので注意します。

置き場所

 日当たりのよい場所を好む植物です。明るい日陰でもよく育ちますが、日当たりのよい場所で育てた方が、花数がふえ、紅葉が美しくなります。

冬越し

 耐暑性、耐寒性ともに強い植物です。冬は地上部が枯れてしまいますが、暖地では根が残り、翌春、再び葉が茂ります。寒冷地では雪が積もる地域と雪があまり降らず地面が凍る地域とで異なります。雪が積もる地域でも、根が残る可能性が高くなります。地面が凍る寒冷地では、根が凍って株が枯死することが多くあります。この場合は、秋にタネを採種して、春にまきましょう。

ふやし方

 場所によっては宿根し、来年も同じ場所で生育しますが、タネまきでふやすことができます。秋になると、たくさんの細かいタネをつけるので、これを採種し、紙袋に入れて日陰で干します。タネが十分に乾燥したら、紙袋のまま冷蔵庫の野菜室に入れて、春まで保存します。ヤエザクラが咲くころ、冷蔵庫から取り出して、タネをまきましょう。1週間程度で発芽が見られます。本葉が3枚程度になったら、3号ポットに植え替えます。さらに本葉が8枚程度になったら花壇やプランターへ植えつけます。花壇に植えるときは、1株で50~60cmまで広がることを考慮して株間をあけ、ほかの植物との組み合わせを考えて植えつけます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ポリゴナム(ヒメツルソバ)の育て方のページです。
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