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栽培管理|マツバギクの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

マツバギクの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

マツバギク写真

 マツバギクは、南アフリカに自生するハマミズナ科の植物です。マツバギクの花は一見キクにも似ているが、キク科ではありません。マツバギクの名前は、葉がマツの葉に似ていて、花はキクに似ていることから名づけられました。日本では、一般に耐寒性マツバギクとして流通するデロスペルマ属と、ランプランツス属の植物のどちらをも、まとめてマツバギクと呼んでいます。日本で栽培されているデロスペルマ属は、ほとんどが‘レイコ

管理

水やり

 乾燥に強い植物なので、通常の植物よりやや乾かし気味に育てるとよいでしょう。逆に湿気を嫌うので、水のやり過ぎに注意します。庭植えの場合は、根がしっかりと張れば、極端な乾燥期以外は水やりの必要はありません。

肥料

 肥料が多過ぎると根腐れなどの原因になります。やせ地でもよく育つ性質から、やや控え目に施します。粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」1m²当たり75gを、表土にパラパラまいて施します。鉢植えでは、用土1ℓ当たり2.5gの同様の肥料を、土の表面にばらまいて施します。

置き場所

 日当たりのよい場所に植えつけます。寒さや乾燥に強く、雪をかぶっても戸外で冬越しできます。

ふやし方

 さし木でふやすことができます。さし木は、6月もしくは9~10月ごろが適しています。2節ごとに茎を切り取り、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶし、肥料分のないさし木専用培養土にさします。明るい日陰で管理すると、3~4週間ほどで根が出てきます。マツバギクは、比較的発根率が高い植物です。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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