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栽培管理|まつばぼたんの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

まつばぼたんの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

まつばぼたん写真

 マツバボタンは、南アメリカに自生するスベリヒユ科の植物です。ボタンの花を小さくしたような可愛らしい一重咲きや八重咲きの花を咲かせます。花色は、白ピンク、オレンジ色、黄、赤などです。葉は多肉質で、松葉を少し太くしたような形をしています。マツバボタンの名前は、このボタンのような花と、松葉のような葉からつきました。草姿は、横に匍匐するように成長します。暑さにとても強い植物です。

管理

水やり

 マツバボタンは多肉質の植物で、乾燥には比較的強いため、一般の植物より乾かし気味に管理します。多肉質の植物に水を与え過ぎると、根腐れを起こすことがよくあります。十分に注意しましょう。

肥料

 一般的な植物より、肥料を控え気味に施します。月1回、液体肥料を適量施しましょう。液体肥料「花工場原液」を庭植えの場合は500倍、鉢植えには1000倍に薄めて施しましょう。

置き場所

 暑さにとても強い植物です。夏の強い直射日光に当たっても、元気に生育します。日に当たると花を開く性質があります。日ざしがたくさん降り注ぐような場所で栽培しましょう。

 ただし、寒さには弱く、冬には枯れるので一年草として扱われます。

花がら摘み

 マツバボタンは、初夏から初秋まで美しい花を咲かせます。ひとつの花は一日で終わってしまいます。花が終わったら、花がらをしっかり摘んであげましょう。そのままにしておくとタネがつき、花数が減ったり株が弱ったりすることがあるので、注意しましょう。

摘心

 生育が進むにつれて、株が伸びあがることがあります。7月中~下旬に1回摘心して、コンパクトにまとめます。摘心すると枝数がふえて、花数もふえます。

ふやし方

 タネまきは、遅霜の心配がなくなる時期になってから行ないます。秋のヒガンバナが咲き終わったころを目安にします。タネはとても細かいので、少しの風でも簡単に飛んでしまいます。タネの量の3~4倍程度の、細かい乾いた砂をタネと混ぜると、まきやすくなります。適度に株間が広がり、間引きも楽になります。本葉が3枚ほどになったら、できるだけ根を切らないように注意して、ポットへ移植しましょう。

 タネまき以外にさし木でもふやすことができます。さし木の時期は、初夏から夏です。葉が3~4枚つくように茎を切り、30分ほど水に浸けます。植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶし、市販のさし木用培養土にさします。3週間ほどで移植が可能になります。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

まつばぼたんの育て方のページです。
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