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栽培管理|ミニバラの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ミニバラの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ミニバラ写真

バラはバラ科の落葉低木です。なかでも鉢植えでも手軽に育てられるミニバラは、とても人気があります。花色も豊富で、白、黄色、ピンク、赤、オレンジ色のほか、複色の花もあります。一般的なバラに比べて、花の大きさは小ぶりですが花数は多く、最近では爽やかな香り、甘い香りを持つ品種もふえてきました。ミニバラだけに、株は小さいのですが、上手に管理すれば、毎年美しい花を咲かせてくれます。筆者は12年目になる鉢植えの

管理

水やり

乾いたらしっかり水をやります。ミニバラは一度根鉢を乾かすと枯死することがよくあります。但し、水のやり過ぎは、根腐れの原因になりますので注意しましょう。花に水かかかると傷むので、花の鑑賞期間を長くするためにも、水は根元へ静かに注ぐように心がけましょう。

肥料

植えつけ時には元肥として、適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイローズばらの肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を均等に用土に混ぜ込みます。肥料を好む植物なので、肥料切れさせないことが大切です。真夏以外の時期には、2週間に1回、液体肥料マイローズばらの液体肥料」の400倍液、液体肥料マイガーデン液体肥料」、花工場原液」の1,000倍液を施して追肥します。

さらに、こんな時には「マイローズばらの活力剤」の併用がおすすめです。

  • ばら苗の植え付け、さし木、植え替え時に
  • 暑さで株がバテ気味の時や、寒さへの抵抗性をつけたい時に
  • 根の張りを良くしたい時や株に元気がない時に

置き場所

ミニバラは日当たりのよい場所を好みます。病気を避けるためにも、雨が当たらない場所がに置くとよいでしょう。夏は、できるだけ強い日ざしや西日を避けた場所に移動します。また、コンクリートの床の輻射熱を防ぐためにも、直置きは避け、鉢はスタンドや棚に置きましょう。

ふやし方

一般のバラと同じように、ミニバラもタネまきやさし木でふやすことができます。熟した実を採取し、軽く潰して、中からタネを取り出します。タネのまわりにつくヌルヌルした部分には、発芽抑制物質が入っています。つけたままにしておくとなかなか発芽しません。タネをザルの中に入れて流水で洗い、ヌルヌルした部分を落としましょう。また、ヌルヌルした部分は細かいトゲ状で手に残るとチクチクします。手袋をして作業することをおすすめします。洗ったタネはふつうにまき、タネが隠れる程度に土をかぶせます。品種によっては、発芽まで数ヶ月を要するものもありますが、用土を乾かさないように管理します。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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