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準備と植え付け|ユリ(アジアティックハイブリット系)の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ユリ(アジアティックハイブリット系)を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ユリ(アジアティックハイブリット系)写真

アジアティックハイブリッド系は、日本では「スカシユリ系」と呼ばれることもあります。スカシユリとは、花弁と花弁の間に隙間があることから「透かし百合」と呼ばれるようになりました。 アジアティックハイブリッド系の品種は、アジア原産のスカシユリ系の原種をベースに育成されました。とくに、日本に自生するスカシユリの仲間、エゾスカシユリとイワトユリをベースに育成されたものが多く見られます。

植えつけ方

植えつけ

球根の植えつけは、10月中旬~11月中旬ごろに行います。花壇植えの場合は、よく土を耕した後に、堆肥や腐葉土を入れてフカフカの用土をつくってから球根を植えつけます。鉢植えの場合は、水はけのよい肥えた用土を使いましょう。

ユリの球根の植えつけは「深植え」が基本です。その理由は、ユリは、球根の上と下に根を出す性質があるからです。とくに球根の上部から出る上根は、生育初期から発生し、養分をしっかり吸収する生育、開花に重要な役割を持っています。この上根をしっかり張らせることが、ユリのよい花を咲かせるコツです。 また、球根の下から出る根は、草丈が高くなる株を、しっかり支える大切な役目を持っています。さらに、古い球根の上にできる新しい球根が、表土に露出してしまわないように、土中へと引っぱり込む役割を持っています。

このように、ユリの球根の上下から出る根の役割を知り、それぞれの根をしっかり張らせるためにも、球根は、高さ3~4個分の深さに植えつけます。鉢に植える場合も、できるだけ深鉢を使いましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ユリ(アジアティックハイブリット系)の育て方のページです。
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