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栽培管理|ユリ(オリエンタルハイブリット系)の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ユリ(オリエンタルハイブリット系)の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ユリ(オリエンタルハイブリット系)写真

アジアには豊富なユリの原種があります。その中でも日本には、美しい原種が15種類自生しています。ヤマユリやサクユリなどの原種をベースに、育成されたのがオリエンタルハイブリッドと呼ばれる品種群です。芳香のよい原種があるため、非常に香りのよい品種が多く含まれています。また、白花の品種の代表は、オランダで作出されて一世を風靡した ‘カサブランカ' 。大輪、純白の美しい品種です。 最近、ユリの世界では、「

管理

水やり

基本的には、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。オリエンタルハイブリッド系は、球根が大きな品種が多く、その分、根の張りもよくなります。水切れに十分気を配りましょう。

肥料

球根の植えつけ時に、粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、土に均等に混ぜ込みます。または、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を、ひと月に2回程度施しましょう。

花が終わった後は、お礼肥として、粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を根元に適量施し、球根を育てると、来年もよい花が咲くでしょう。

置き場所

オリエンタルハイブリッド系のユリは、強い日光を嫌います。木もれ日が降り注ぐ程度の、明るい日陰を選びましょう。日当たりを好むアジアティックハイブリッド系のユリとは、好む環境が異なるので、注意してください。

冬は、戸外でしっかり寒さに当てます。寒さに当てないとよい花が咲きません。

開花後の手入れ

開花後は、花がらをしっかりと摘み取ります。また、タネのさやも残さず摘み取りましょう。タネをつけさせると、養分がタネに奪われます。球根の肥大を促すために、タネのさやは早目に摘み取りましょう。 また、お礼肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を株元へ適量施します。葉や茎は、枯れるまでそのままにしておきます。晩秋ごろに茎葉が枯れてきたら、茎葉を抜き取って、球根を土中に残したまま冬越しさせます。球根の掘り上げは、3年に1回程度行います。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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