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栽培管理|ユーホルビアの育て方
監修 園芸研究家 矢澤秀成
ユーホルビアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。
ユーホルビア・マルティニは、フランス南部に自生する常緑低木です。花つきがとてもよく、花壇に植えても、鉢に植えてもよく映える植物です。明るい緑の苞(ほう)や葉は、花壇の趣きを変えてくれます。苞の中心部は赤みを帯びるとともに、赤い茎もとても印象的です。冬も地上部が残る常緑性ですが、やや赤みを帯びることがあります。草丈は80~100cmになります。最近では、草丈の低いミニ系のユーホルビア・マルティニも
管理
水やり
土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水を与えます。やや乾かし気味に管理した方が、生育は良好です。
肥料
肥料は、通常の植物よりもやや控えめに施し、締まった株に育てるのが栽培のコツです。春に1回、緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、庭植えなら1m²当たり75g、鉢植えなら用土1ℓ当たり3g株元にばらまいて施します。
置き場所
日当たりのよい場所を好む植物です。また、植える場所は、水はけのよい場所を選びます。
ふやし方
タネまきでふやすことができます。ユーホルビア・マルティニの株元付近をよく見ると、こぼれダネから発芽した可愛らしい小さな苗に気づくことがあります。こうした苗をポットに植え替えて、栽培することも可能です。
また、秋に採取したタネをタネまき専用培養土にすぐまいて育てることもできます。どちらも肥料は少なめに施して、水はけのよい培養土で育てます。
株が大きくなったら、花壇に植えつけます。このときも、堆肥などをすきこみ、水はけのよい花壇にしてから、苗を植えつけましょう。
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。
「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。
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