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栽培管理|リナム グランデフロルムの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

リナム グランデフロルムの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

リナム グランデフロルム写真

 リナムは、ロシアのカフカス地方から中東にかけて自生するアマ科の一年草です。日本でも北海道開拓時代に導入され、栽培が広まりました。現在では時折、野生化したリナムの野原が見られます。  花色は、一般に青紫が普通ですが、写真のようなベニバナアマもあります。  春から初夏にかけて、花径2cmほどのかわいらしい花を咲かせます。草丈は50~60cmほどになります。  リナムの別名アマは、漢

管理

水やり

 秋のタネまきから幼苗期間までは、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりします。花壇の場合は、ある程度まで生育すれば、乾燥期以外は水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。

肥料

 肥料は、一般的な園芸植物よりも、やや控えめに施します。肥料が多すぎると草丈ばかり高くなり、風で倒れることがあります。肥料は早春に、緩効性化成肥料を一般的な量の半分程度を目安に施しましょう。

 緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、庭植えなら1m²当たり75g、鉢植えなら用土1ℓ当たり3g、株元にばらまいて施します。

置き場所

 日当たりを好む植物です。植え場所は、水はけのよい日なたを選びます。

切り戻し

 6月上旬ごろ、花が咲き終わる少し前に切り戻すと、再び開花します。ボリュームはやや劣りますが、ぜひチャレンジしてみましょう。

タネ取り

 リナムは、秋まきの一年草です。夏から初秋にかけて、タネがたくさん採取できます。こぼれる前にタネ取りを行ないましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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