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準備と植え付け|ルリタマアザミの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ルリタマアザミを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

ルリタマアザミ写真

 ルリタマアザミは、キク科ヒゴタイ属の多年生植物で、地中海沿岸やアジアに広く分布します。初夏から夏の間に、まん丸の蕾をたくさん伸ばして、神秘的な薄紫色や青色の花を咲かせ、また、葉や茎は白緑色で、非常に印象の強い植物です。  ルリタマアザミは、主に苗で販売されますが、「エキノプス」という属名で販売されるのが一般的です。この属名の「エキノプス」には「ハリネズミ」の意味があります。蕾や花の形状から

植えつけ方

植えつけ

 ルリタマアザミの育てるコツは、土づくりです。水はけのよい土を作ることが最も大切です。水もちのよい土に植えると根の張りが悪くなり、夏期に枯死することもあります。庭植えする場合は、土に腐葉土やパーライト(中粒)などを混合し、フカフカの土をつくりましょう。また、ルリタマアザミは、酸性土壌を嫌う傾向があります。植え場所の土の酸度(pH)を調べるには、土壌酸度測定液「アースチェック液」が便利です。植えつけの2週間ほど前に、苦土石灰をまいて、酸度をpH7~7.5ほどに調節しておきましょう。酸度(pH)を1上げるために必要な苦土石灰の分量は、花壇の場合、1m²当たり約200gが目安です。これを深さ20cmまでの土壌に、まんべんなく混ぜます。鉢植え用土の場合は、用土10ℓにつき、苦土石灰約10gを目安にします。

 苦土石灰を混ぜて、1週間程度置いてから定植しますが、定植時には適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を土に混ぜ込んでから、苗を植えます。鉢植えの場合も、水はけのよい用土を使います。いずれも酸度を調整し、同様の肥料を施してから、苗を植えつけます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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