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準備と植え付け|カリフラワー【地植え】の育て方

監修:恵泉女学園大学教授 藤田智

カリフラワー【地植え】を育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

カリフラワー【地植え】写真

カリフラワーは、肥大した花蕾を利用するアブラナ科のキャベツの仲間(変種)です。原産地は地中海沿岸地域で、日本へは明治初期に導入されましたが、栽培が一般化したのは第二次世界大戦後からです。 また、カリフラワーは独特の風味を持ち、ミネラル、ビタミン、食物繊維に富む野菜として知られています。 さて、カリフラワーは前出どおりキャベツの仲間ですが、ほかにはどんな種類があるのでしょうか。

準備

作型や品種の特徴

 生育適温は20℃前後と冷涼な気候を好みます。苗の段階では高温に強いのですが、蕾の肥大期には暑さに弱くなります。したがって、栽培は真夏を除いた春、ないし秋が適期となります。春まきでは、2月中旬~3月にタネをまき、5月下旬~6月に収穫します。また、夏まきでは、7月中下旬~8月中旬にタネをまき、11月中旬から収穫します。

 品種には、植えつけ後70日で収穫できる早生種の‘スノークラウン'が、耐病性でつくりやすく、花蕾も緻密でよくしまり、人気の高い品種です。また、植えつけ後85日あまりで直径16cm、重さ850gの花蕾に成長する‘スノーニューダイヤ'も、育苗、栽培が簡単で、品質の良よい花蕾が収穫できます。さらに、最近注目を集めているのが、有色品種です。花蕾がオレンジ色の‘オレンジブーケ'、紫色の‘バイオレットクイン'などがあり、畑のなかで鮮やかな色彩が目立ちます。

育て方のコツ

 カリフラワーの花蕾を大きく育てるコツは、できるだけ外葉を大きく成長させることです。株自体が小さいと、小さな花蕾にしか成長しません。そのためには土作りが大切で、完熟堆肥などの有機物の投入を心がける必要があります。また、「アオムシ」、「ヨトウムシ」などの害虫がつきやすいので、対策が必要です。

タネまきと植えつけ

 タネまきは、9cmポットに培養土を入れ、タネを5~6粒まきます。芽が出たら3本に、本葉2枚のときに2本に、本葉3~4枚で1本に間引き、本葉5~6枚になったら植えつけ適期です。

 苗から始める場合は、春作では3月下旬ごろから、秋作では8月下旬ごろから園芸店やホームセンターなどで購入し、畑に植えつけます。

 植えつけは、アブラナ科の連作を避けて,場所を準備します。植えつけの2週間前に,苦土石灰を1m2当たり100g散布し、よく耕します。1週間前に、畝幅60~70cmとし、中央に深さ20cmの溝を切って、堆肥を1m2当たり2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」1m2当たり200gまいて土を戻し、平畝をつくります。 株間を40~45cmとって植え穴を掘り、苗を植えつけます。土が乾いている場合は、植え穴にたっぷりと水を注いでから植えつけます。

 なお、アブラナ科野菜を連作し、根こぶ病が多発している畑では、堆肥を多めに施し、同時に「石原フロンサイド粉剤」などの土壌殺菌剤を処理することをおすすめします。

監修 恵泉女学園大学教授 藤田智

1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

カリフラワー【地植え】の育て方のページです。
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