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栽培管理|ローズマリー【地植え】の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ローズマリー【地植え】の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ローズマリー【地植え】写真

 ローズマリーは、シソ科の常緑性低木で、原産地は地中海沿岸地方で、古くから集中力や記憶力を高めるハーブとして利用されています。また、抗菌作用や酸化防止があるとされ、食物に合わせると長持ちするそうです。肉料理から魚料理まで、多くの料理で大活躍するので、1株植えておくとよいでしょう。  寒さにも暑さにも強く、初心者でも十分に栽培できます。花は薄紫色や水色、ピンクなどで、秋から早春にかけて開花しま

管理

水やり

 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。過湿を嫌うので、乾燥気味に育てましょう。庭植えでは、植えつけ直後以降、水やりは不要です。

肥料

 庭に植えつける時は、1m²当たり70gの粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、 「マイガーデン植物全般用」を土に混ぜ込みます。鉢植えの場合は、用土1ℓ当たり2gの同様の肥料を混ぜて、植えつけましょう。

 また、ひと月に2回、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を庭植えでは500倍に、鉢植えでは1,000倍に薄めて追肥します。

置き場所

 日当たりのよい場所を好みますが、明るい日陰でも育ちます。庭植えの場合は、水はけのよい場所に植えつけましょう。

ふやし方

 ローズマリーは、3タイプとも、主にさし木でふやします。5月中旬から6月中旬に若い枝を切り取り、2節ずつに切りそろえます。下部の切り口を30分程水に浸して水揚げさせてから、さし木用土にさしていきます。約20日後には発根し、約30日後に十分に発根したのを確認したら、ポリポットに植え替えます。さし木する枝は、若い枝の方が発根しやすく、また生育も早くなります。堅く木質化した枝は発根しますが、若い枝の倍ぐらい発根や生育に時間がかります。焦らずに、じっくりと根が出るのを待ちましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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