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栽培管理|コクリュウの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

コクリュウの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

コクリュウ写真

 コクリュウ(黒竜)は、日本や中国などの東アジアに自生するユリ科(APGIIではスズラン科、APGIIIではクサスギカズラ科に分類 )の常緑性の植物、オオバジャノヒゲの園芸品種です。寒さに非常に強く、冬でも黒い葉を落とすことなく生育することから、樹木の下草や縁取りの造園用植物として古くから使われてきました。ジャノヒゲ、オオバジャノヒゲともに、下草として、これほど長期に渡って脚光を浴びてきた植物は、

管理

肥料

 肥料はほとんど施さなくても育ちます。もし肥料を施す場合は、植えつけ時に元肥として、花壇では粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり75g、鉢植えの場合は、用土1ℓ当たり2gを土に混ぜて植えつけます。

 また年1回、早春に、同じ肥料を同量、株の周りの土の上にばらまいて施します。

置き場所

 明るい日陰に向きますが、日なたでも栽培可能です。

ふやし方

 株分けやタネまきでふやすことができます。

 株分けは、早春から春が適期です。鉢から苗を取り出し、古土や古い根を落とし、数芽を1株として分けた株を、3号のポリポットに植えつけて栽培します。

 タネまきでふやすなら、冬にタネを採種します。果肉には発芽抑制物質が含まれるので、あらかじめよく洗い落としましょう。取り出したタネは、乾かさないようにしてすぐまきます。用土は、赤玉土小粒、もしくは赤玉土小粒と鹿沼土小粒を同量ずつ混合したものを使用します。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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