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準備と植え付け|コスモスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

コスモスを育てるための準備と植えつけの方法をご紹介します。

コスモス写真

 コスモスの原産地は、メキシコの高原地帯ですが、今ではすっかり、日本の秋の風景になくてはならない植物になりました。全国各地の空き地や休耕田などにタネがまかれて、地域の秋を彩っています。  花色は、白、赤、ピンクなどがあります。一重咲きが一般的ですが、最近は八重咲きの品種なども出回るようになりました。  コスモスは、昼間の時間が短くなり始めると開花する、短日植物です。ですから、春にタネを

準備

タネまき

 タネまきの時期は5月上旬から7月中下旬ですが、まく時期によって草丈に差が出てきます。7月中、下旬にタネをまくと、品種にもよりますが30~50cm程度の草丈に育ちます。最近では、草丈が低い方が倒れにくく、扱いやすいことから、7月頃にタネをまくケースがふえています。

 タネは花壇にそのまままく直まきにします。タネには薄く土をかぶぜ、風で飛ばされないようにしましょう。

 双葉が出揃ったころに、間引きを行ないます。密になると蒸れて、下葉が黄色くなるので注意します。

 なお、ポリポットにタネをまいて苗を育てる場合は、根が回らないうちに花壇に定植します。根が回ってから定植すると、新しい根が張りにくい場合があります。

植えつけ方

植えつけ

 購入した苗は、水はけのよい土を好みます。庭植えでは、根鉢がすっぽり入る大きさ、深さの植え穴を掘って、根鉢を崩さず植えつけます。

 鉢植えでは、水はけと水もちのバランスがよい培養土を用いて植えつけましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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