植物栽培ナビコスモスの育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

タネまき

 タネまきの時期は5月上旬から7月中下旬ですが、まく時期によって草丈に差が出てきます。7月中、下旬にタネをまくと、品種にもよりますが30~50cm程度の草丈に育ちます。最近では、草丈が低い方が倒れにくく、扱いやすいことから、7月頃にタネをまくケースがふえています。

 タネは花壇にそのまままく直まきにします。タネには薄く土をかぶぜ、風で飛ばされないようにしましょう。

 双葉が出揃ったころに、間引きを行ないます。密になると蒸れて、下葉が黄色くなるので注意します。

 なお、ポリポットにタネをまいて苗を育てる場合は、根が回らないうちに花壇に定植します。根が回ってから定植すると、新しい根が張りにくい場合があります。

 

植えつけ方

植えつけ

 購入した苗は、水はけのよい土を好みます。庭植えでは、根鉢がすっぽり入る大きさ、深さの植え穴を掘って、根鉢を崩さず植えつけます。

 鉢植えでは、水はけと水もちのバランスがよい培養土を用いて植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

水やり

 花壇などに植えている場合は、乾燥期間以外は、雨水だけで大丈夫です。元々乾燥地域の植物なので、ある程度の乾燥には耐えることができます。

 鉢植えで栽培している場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

 タネをまいて育てている場合は、本葉が出てきたころに粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150gを表土にパラパラまいて施します。鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土の表面にばらまいて与えます。

 また、花壇や鉢に苗を植えつけるときも、同様、同量の肥料を施しましょう。

 なお、肥料を施し過ぎると株が徒長気味になり、倒れやすくなるので注意しましょう。

置き場所

 コスモスは日当たりのよい場所を好みます。明るい日陰などで栽培すると、徒長して倒れやすくなります。また、蒸れると下葉が落ちるので、風通しのよい場所で育てましょう。

ふやし方

 こぼれダネでもふえますが、タネまきでふやします。秋についたタネを採種して、紙袋などで保存し、来春~夏にまきます。なお、F1品種の場合はタネを採種してまいても、親と同じ花が咲きません。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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