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栽培管理|コチョウランの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

コチョウランの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

コチョウラン写真

 コチョウランは、高温多湿の地域の木などに根を広げて自生する着生ランの一種で、学名のファレノプシスと呼ばれることもあります。優雅で美しい花が2ヶ月前後も咲き続けれことから、贈答用の花としても人気があります。白やピンクなどの花色があるほか、最近は、小輪咲きのミニコチョウランもたくさん販売されるようになりました。

管理

水やり

 水ゴケの表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。水をやり過ぎると根を傷めることがあるので、開花中を除いて、やや乾かし気味に管理するとよいでしょう。コチョウランは、10℃以下になると生育が停止するので、特に水のやり過ぎに気をつけましょう。

肥料

 2週間に1回、バケツに液体肥料「花工場原液」の1,000倍液を入れ、コチョウランを鉢ごと1晩浸して肥料を施します。

置き場所

 コチョウランは、木の幹などに着生して育つので、日当たりのよい場所は好みません。直射日光の当たらない、明るい日陰などで育てましょう。

 熱帯地方の植物なので、冬の置き場所の室温は、10℃以上が理想です。また、冬の夜の窓の近くは冷え込むので、夜間は部屋の中央などに置くか、ダンボールや発砲スチロールなどの箱に入れて過ごさせます。夏は、直射日光を避け、風通しのよい場所で管理しましょう。

花茎切り

 晩秋になると、花茎が伸びてきます。支柱を添えて、花茎が上向きになるように伸ばしましょう。全ての花が開花した後、花茎を切り取ります。

 2番花を楽しむことも可能です。花が終わって残った花茎を、1/3程度に切り詰めます。3~4カ月後に新しい花茎が伸びて、開花することがあります。ただし、2番花を無理に咲かせると、翌年の花数が減ったり、花がつかないこともあります。できれば2番花は楽しまず、花茎を株元近くで切り取る勇気も必要です。

ふやし方

 コチョウランは、タネなどでふやすことができますが、難しく、一般的ではありません。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

コチョウランの育て方のページです。
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