野菜・花・果樹・庭木の育て方植物栽培ナビ

栽培管理|サイネリアの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

サイネリアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

サイネリア写真

カナリア諸島原産のキク科の多年草植物です。かつては「シネラリア」と呼ばれていましたが、「死ね」に通じる音が印象が悪いため、「サイネリア」と呼ばれるようになりました。 花色は豊富で、白や紫、赤紫、ピンク色、青などがあります。分類的には多年草とされますが、高温多湿に弱いことから、日本では1年草として扱われます。

管理

水やり

土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。サイネリアは、細い根がよく張るので、とても水枯れを起こしやすい植物です。こまめに土の乾き具合を確認して、水切れさせないようにしましょう。とくに開花中は水切れさせないようにし、また、花に水がかからないように、根元へ水を注ぎましょう。

肥料

サイネリアは、早春から春にかけて、たくさんの花を咲かせます。肥料切れを起こすと花数が少なくなるうえ、葉色も薄くなります。やや多めを目安に肥料を与える必要があります。2ヶ3か月に1回、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」をティースプーン3杯、あるいは1,000倍に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を10日に1回施して追肥にします。

置き場所

サイネリアは日当たりを好む植物です。日当たりが悪いと花数が減ったり、花色が薄くなったりしますので、よく日に当てましょう。また、雨に当たると傷みやすいので、軒下に置くとよいでしょう。耐寒性が弱いので、霜にも当てないことが大切です。

ふやし方

サイネリアは、9月から10月に行なうタネまきとさし木でふやします。タネまきから育てた苗は、寒冷地では温室で冬越しさせる必要があります。 

さし木は、花が終わった5月中に行います。まず花茎を切り戻し、2~3週間ほどで新芽がのびてきたら、この新芽をさし穂にするために切り取ります。新芽の葉を3枚ほど残して切り取り、茎を水に30分ほど浸けて水揚げします。切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、さし木専用用土にさしましょう。3週間程度で発根します。なお、種苗登録された品種は、無断でふやすことが禁止されています。個人で楽しむ範囲にとどめましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

サイネリアの育て方のページです。
eグリーンコミュニケーションは、家庭園芸に関する悩みの解決方法、ガーデニングライフを楽しんでいただくための植物の育て方、虫や病気や雑草に関する情報をお届けしています。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。

contents