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栽培管理|さざんかの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

さざんかの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

さざんか写真

 日本国内の四国や九州、沖縄などの温暖な地域に自生する、ツバキ科の常緑植物です。花色は、白や赤、ピンクなどがあり、一般的な単色のほかに斑入りの花もあります。花形には、一重咲きや八重咲き、半八重咲きなどがあります。日本では、江戸時代から庭木として多くの人に愛されてきた植物で、園芸品種数も300を超えるといわれています。

管理

水やり

 庭植えの場合は、植えつけ時にたっぷりと水やりします。その後も根が張るまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根がしっかり張ったら。水やりはほとんど必要ありません。

 鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやります。

肥料

 庭植えの場合は、株回りを軽く耕し、2~3月上旬に、元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150gを土に混ぜて施します。

 鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土の表面にばらまいて与えます。

置き場所

 サザンカは日当たりのよい場所を好みます。明るい日陰でも育ちますが、花数が減ったり花色が薄くなることがあります。寒さには比較的強い植物ですが、寒風が吹きつける場所に置くのは避けましょう。

ふやし方

 サザンカは、タネまきかさし木でふやすことができます。さし木は、6~7月に行なうのが適します。春に新しく伸びた枝を切り取ってさし穂に利用します。湿らせた赤玉土や鹿沼土にさし、明るい日陰で管理します。枝の切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしておくと、発根が促されます。しっかりした根が出るまで数カ月かかるので、水切れさせないように管理しましょう。さし木した苗が開花するのには、2~3年かかります。

 タネは、10月頃に採種して、そのまますぐにまきます。少しずつですが大きく育つので気長に待ちましょう。品種によって差異がありますが、タネまきから5年程で開花するのが一般的です。鉢植えの場合は、1~2年早く開花する傾向があります。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

さざんかの育て方のページです。
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