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栽培管理|サルビア スプレンデンスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

サルビア スプレンデンスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

サルビア スプレンデンス写真

 日本でサルビアというと、多くの方が朱赤色のサルビアを思い浮かべます。もっともポピュラーでたくさん栽培されている朱赤色のサルビアは「サルビア・スプレンデンス」という種類です。代表的な朱赤色のほか、品種改良によって斑朱赤色、白黄色、紫色などもあり、夏から秋にかけての花壇に欠かせない植物となりました。原産地は、南アメリアのブラジルです。寒さには弱いため、日本の気候では、1年草として扱われます。

管理

水やり

 基本的には、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

 植えつけ時に、適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を土に均等に混ぜ込みます。夏から秋にかけて多数の花を咲かせるため、初秋から体力不足になり、花の勢いが劣り、葉色が薄くなることがあります。こうなる前に、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を、1週に1回程度追肥し、体力を維持しましょう。また、植えつけ時と同様に、適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を株元にばらまきます。

置き場所

 サルビア・スプレンデンスは日なたを好みます。花壇に植える場合は、水はけのよい場所を選んで植えましょう。水はけが悪いと、蒸れて立ち枯れることがあります。よい花を夏から秋まで継続して咲かせるには、水はけのよい土作りがとても大切です。

花穂摘み

 サルビア・スプレンデンスは、花穂摘みをしっかり行うと花数がふえ、花のボリュームがアップします。1番最初の花穂が7~8割ほど咲き終わった時点で、花穂を摘み取りましょう。すると腋芽が伸び始め、2週間ほどで数本の花穂が立って咲き始めます。その後も、花穂が7~8割ほど咲き終わる度に摘み取ることを繰り返し行うと、晩秋まで花を楽しむことができます。花穂摘みを行うと同時に、適量の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を株元にばらまくか、液体肥料「花工場原液」の1,000倍液を施すと、花色や葉色がよくなります。

ふやし方

 サルビア・スプレンデンスは、さし木とタネまきでふやすことができます。どちらかというとタネまきがおすすめです。シソ科の植物の多くは発芽温度が高いので、ヤエザクラが咲き終わった以降が、タネまきに適します。寒い時期にタネまきすると発芽が悪く、苗を得ることが難しくなります。タネまきは、時期に十分注意ましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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