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栽培管理|シクラメンの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

シクラメンの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

シクラメン写真

サクラソウ科シクラメン属の球根植物(多年草)です。花色が豊富で、白やピンク、赤紫、クリーム色などがあります。

管理

水やり

土の表面が乾いたら、鉢底から流れてくるまで、たっぷりと与えましょう。水は、口の細長いジョウロや水差しを使って、株元に注ぎます。底面給水鉢の場合は、鉢の横にある小窓に水を補給します。水がたまる部分に浸された不織布やスポンジなどが水を吸い上げ、植物が植えられた土に水を送る仕組みになっています。

肥料

球根の植えつけ時には、適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を用土に混ぜ、元肥にします。また、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を1週間に1回施します。シクラメンは初夏から夏にかけて休眠に入るので、この時期は肥料は不要です。

置き場所

鉢花として出回るシクラメンは、基本的には、室内の窓際に置きます。冬でも天気のよい日は、屋外に出してよく日に当てます。室内に置く場合、暖房が効き過ぎる部屋は避けましょう。生育適温は、昼間20℃前後、夜温10℃前後が理想です。特に夜の室温が高いと、徒長や病気の原因となります。

夏越しの方法

シクラメンを夏越しさせるには、2つの方法があります。ひとつは完全に休眠させる方法。もうひとつは休眠させずに管理する方法です。完全に休眠させる方法は、アジサイの花が開花するころ、完全に水やりを中止し、鉢を雨の当たらない場所に置きます。夏の暑さが和らぐ初秋に、鉢の側面をたたいて根鉢を取り出し、ひと回り大きな鉢に植え替えます。

休眠させない方法は、暑さが厳しくなる前に、ひと回り大きな鉢に植え替えて、夏を越させます。水やりは普通に行ないますが、肥料は与えません。夏の暑さが和らぐころになってから、液体肥料「花工場原液」の1,000倍液を1週間に1回与えはじめます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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