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栽培管理|シュガーバインの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

シュガーバインの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

シュガーバイン写真

 シュガーバインは、ブドウ科ツタ属のつる性植物で、学名を「パルテノシッサス・シュガーバイン」といいます。手を広げたような、緑色の5枚葉がいくつも連なって垂れ下がる様子は、室内に置いてインテリアと合わせてもよく、とても人気のある観葉植物になりました。シュガーバイン単体でも、ほかの植物と寄せ植えしても、使い勝手のよい植物です。全国各地の園芸店で、販売されています。  シュガーバインはある程度の耐

管理

水やり

 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。水切れさせると葉先が枯れやすく、美しい葉が台無しになってしまうので、こまめに乾き具合をチェックしましょう。冬は、やや乾燥気味に管理します。

肥料

 植えつけ時に元肥として、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を用土1ℓ当たり5g混ぜておきます。追肥は、2カ月に1回、同様の肥料を同量施すか、2週間に1回、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を1,000倍に薄めて与えます。

 なお、冬は生長が停止するので、施肥は控えます。

置き場所

 直射日光が当ると葉焼けするので、明るい日陰に置きましょう。シュガーバインには耐陰性がありますが、日陰で育つと葉色が悪くなったり、節間が伸びたりするので注意しましょう。

 また、比較的寒さには強く、0℃以上あれば冬越しできます。ただし、強い霜には当てないように注意しましょう。

ふやし方

 シュガーバインは、さし木でふやしすことができます。適期は、5月下旬から6月下旬、9月下旬から10月下旬です。まず、切り取った茎を2節ごとに切り揃え、切り口を30分間ほど水に浸します。茎の上下を間違えないように、挿し木用培養土を使い、下の節が土に埋まるようにさします。この時、さし穂の切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてからさすと、発根が促されます。

 その後は、乾かさないようにしっかりと管理します。4週間ほどで根が伸び始め、6~8週間経ったら、培養土を入れた直径9cmの鉢に植え替えます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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