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栽培管理|ジャーマンアイリスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ジャーマンアイリスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ジャーマンアイリス写真

ジャーマンアイリスは、地中海沿岸原産のアイリスを元に改良が重ねられ、今日の姿ができあがりました。花色は、白、紫、藤色、黄色などで、数多くの園芸品種があります。また、花に特有のひげがあることから「ひげアイリス」と呼ばれたり、その色数の多さから「レインボーリリー」とも呼ばれることもあります。栽培がとてもやさしく、ほかの植物に比べると、ほとんど手がかからない植物です。

管理

水やり

庭植えの場合、植えつけ時以外は、ほとんど水やりをしなくても大丈夫です。極端な日照り続きのときのみ、水を与えましょう。鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。それでも週に1回程度で十分です。水を与えすぎると、「軟腐病」にかかることがあります。できるだけ乾燥気味に管理しましょう。

肥料

庭植えの場合、肥料を施す必要はありません。肥料を与えると「軟腐病」にかかることがあります。かなり痩せた土地の場合のみ肥料を施しますが、チッソ分の多い肥料は控えましょう。鉢植えの場合、液体肥料「花工場原液」の2,000倍液を2週間に1回施し施します。

置き場所

ジャーマンアイリスは日当たりが大好きな植物です。鉢植えやプランター植えで移動可能な場合は、梅雨の時期だけ雨の当たらない場所に移してあげましょう。また、寒さにはとても強い植物ですが、日本の夏の高温多湿は苦手です。

植え替え

植えっぱなしでも構いませんが、3年に1度程度植え替えをします。3年ほど経つと、根茎が重なり合って腐ることがあるからです。植え替えは、高温多湿の梅雨期や酷暑期は避け、9月のヒガンバナが咲くころが最適です。

株分け

繁殖は、株分け(根茎分け)で行います。花が終わったら、花茎を株元付近で切り取り、そのまま梅雨明けまで栽培して、根茎を太らせましょう。梅雨が明けたら、根茎を掘り起こし、1株に芽が1つ~2つ程つくようにして切り分けます。葉は、半分まで切り詰めます。切り口を乾かしてから、植え直します。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ジャーマンアイリスの育て方のページです。
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