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栽培管理|スカビオーサの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

スカビオーサの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

スカビオーサ写真

 スカビオーサは、ヨーロッパ西部に自生する植物で、多年草タイプと1・2年草タイプに大別されます。さらに、草丈30cm程度の矮性種や、切り花に利用される高性種があります。日本では、マツムシソウと呼ばれます。マツムシが鳴くころに、花が咲いてくることから、この名前が付けられたそうです。スカビオーサの名前の意味は「疥癬」という意味で、皮膚病によいといわれていることに由来します。

管理

水やり

 多湿を嫌う植物です。やや乾燥気味に管理しましょう。高温期の水やりは、特に蒸れやすいので注意します。高温期に水やりするときは、日中を避け、夕方、もしくは早朝に行いましょう。

肥料

 肥料は、一般的な適量より、やや少なめに施します。苗の植えつけ時に、根元に土に適量よりやや少なめの粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」をばらまいておきます。また、液体肥料「花工場原液」の2,000倍液を月に2回ほど、水の代わりに施しましょう。夏と冬は休眠期になるので、肥料は不要です。

置き場所

 スカビオーサは、日当たりを好み、高温多湿が苦手です。高温期は風通しがよい、できるだけ涼しい場所で管理しましょう。寒さには強い植物です。しっかり冬の寒さに当てて育てます。寒さに当てると初夏に咲く花が一層美しく色付きます。

ふやし方

 スカビオーサはタネまきでふやすことができます。タネまきは、ヒガンバナが咲くころに行います。肥料分のない培養土にまきましょう。

 多年草タイプのスカビオーサは、さし木でふやすことも可能です。さし木は5~6月に行います。バーミキュライト:赤玉(小粒)=1:1の培養土に、さし穂をさして、発根を待ちます。

植え替え

 多年草タイプは、3~4年に1回、植え替えましょう。時期は、春が最適です。腐葉土:赤玉土(小粒):軽石(小粒)=3:4:3の混合用土が最適です。1・2年草タイプのスカビオーサには、植え替えの必要はありません。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

スカビオーサの育て方のページです。
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