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栽培管理|ストックの育て方
監修 園芸研究家 矢澤秀成
ストックの栽培管理と収穫の方法について紹介します。
ストックは、南ヨーロッパ原産のアブラナ科の植物です。日本では、切り花としての利用が多いようですが、比較的温暖な地域では、花壇にもよく利用されています。白や紫色、ピンク、赤紫などの花色があり、一重咲きのほかに八重咲きもあります。 原産地では多年草として扱われているストックですが、日本では、秋まきし、早春から春にかけて開花して、夏までには枯れることから、1年草として扱われています。最近では、
管理
水やり
庭植えの場合は、植えつけ直後にたっぷり水やりすれば、以降の水やりは不要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをしましょう。過湿気味になると下葉が黄色く枯れたり、根腐れを起こすことがあります。やや乾燥気味に管理する方が無難です。
肥料
苗を花壇に植えるときに、元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150gを土に混ぜます。鉢植えの場合は、同様の肥料を用土1ℓ当たり5g混ぜて、苗を植えつけましょう。元肥をしっかりとやれば、追肥は特に必要ありません。
置き場所
ストックは、日当たりがよい場所を好みます。日当たりの悪い場所で管理すると徒長したり、花が少なくなるほか、花色も悪くなります。寒さにはやや弱いので、寒冷地では霜よけなどが必要です。
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。
「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。
eグリーンコミュニケーションは、家庭園芸に関する悩みの解決方法、ガーデニングライフを楽しんでいただくための植物の育て方、虫や病気や雑草に関する情報をお届けしています。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。