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栽培管理|スノードロップの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

スノードロップの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

スノードロップ写真

 スノードロップは、ヨーロッパから中東のイラクにかけて自生する球根植物です。寒さに強く、日本では寒さがゆるむ早春に、純白の美しい花を咲かせます。品種による緑斑の入り方が微妙に異なります。そのほかに八重咲きの品種も販売されるようになりました。草丈は、10~15cmです。日本では、別名のマツユキソウやオオマツユキソウなどと呼ばれています。  スノードロップの名前の由来は、「雪の雫」の様に思われが

管理

水やり

 土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。6月後半になると葉が枯れ、休眠期に入ります。この時期は、水やりをやや控え気味にします。ただし、スノードロップは極端な乾燥を嫌います。カラカラに乾かさないように心がけましょう。

肥料

 球根を植えつけるときに、元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150g、植えつける場所の土に混ぜて植えつけます。鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土によく混ぜて植えつけます。 花後から5月下旬までは、10日に1回程度、所定の倍率に希釈した液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を施します。この時期は来年の花を準備する時期になります。しっかりと球根を育てましょう。

置き場所

 鉢植えで育てる場合は、球根を植えつけてすぐは、鉢を明るい日陰に置きます。晩秋から開花する春にかけては日当たりのよい場所に置き、花後は再び明るい日陰に移動しましょう。

 庭に植えつける場合は、落葉樹の下に植えつけるとよいでしょう。寒さにはとても強い植物です。戸外でしっかり寒さに当てることが大切です。

花後の管理

 開花後から休眠するまでの期間は、来年開花する力を球根に蓄える期間なので、葉を切らずに育てましょう。葉が枯れたら、無理に掘り起こす必要はありません。スノードロップはほかの球根類に比べて、比較的乾燥に弱い植物です。球根が密になって生育が弱まるまでは、そのまま育ててかまいません。もし掘り起こす場合は、球根が乾燥しないように、おがくずなどに入れて保存します。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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