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栽培管理|ゼラニウムの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ゼラニウムの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ゼラニウム写真

フウロソウ科の常緑多年草です。ゼラニウムの仲間には、色数が多く性質も強健なゾナール種や、葉に厚みのあり、枝垂れるように育つアイビー・ゼラニウム、特有の香りを持つセンティッド・ゼラニウムなどがあります。ここでは、そのうちのひとつ、ゾナール種のゼラニウムについて紹介します。 ゾナール種は、最も一般的なゼラニウムで、古くからたくさん栽培されています。

管理

水やり

鉢土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。過湿に弱く、長時間根が湿った状態に置かれると根腐れを起すことがあります。やや乾燥した土を好む傾向がありますので、水やりのタイミングに注意しましょう。特に冬は、水やり回数を控え、やや乾燥気味に管理します。

肥料

生育がおう盛なため、肥料切れを起こしやすい植物です。肥料が切れ始めると花つきが悪くなり、葉色も薄くなります。植えつけ時には、土に適量の粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を均等に混ぜ込んでおくほか、液体肥料「花工場原液」の1,000倍液を10日に1回ほど追肥し、肥料が切れないようにします。

置き場所

ゼラニウムは日当たりを好む植物です。日当たりが悪い場所で育てると、花数が減ったり花色が薄くなるので、日当たりのよい場所に置きましょう。ただし、夏の強い日ざしや西日に当たると、弱ることがあります。夕方に水をかけると植物にこもった体温が下がり、体力回復に役立ちます。

植え替え

鉢植えにしたゼラニウムを3年以上そのままにすると、根詰まりを起こすことがあります。根詰まりを起こした株は、花数が減ってしまうので、定期的に植え替えをするようにしましょう。

切り戻し

数年育てたゼラニウムは、草丈がかなり高くなります。株のバランスが損なわれるので、数年に1回ほど、高さ30cm程度の位置で切り戻します。適期は、晩秋や冬、真夏以外の時期です。切り戻した茎は、さし木に利用できます。

ふやし方

ゼラニウムはさし木でふやすことができます。さし木の適期は、真夏と冬を除いた時期です。葉を数枚つけた茎を、3~4節ごとに切ります。切り戻した茎を利用することもできます。葉を3枚ほどつけて摘み取り、切り口を水に30分ほどつけます。市販のさし木専用用土にさすと、2週間程度で発根します。さす時、切り口に植物成長調整剤「ルートン」をまぶしておくと、発根が促されます。さし木でふやす時に注意したいのが、パテント品種(営利向けに繁殖を禁じた苗)です。さし木をしてふやした株は、個人で楽しむ範囲にとどめましょう。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ゼラニウムの育て方のページです。
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