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栽培管理|ダイアンサス(テルスター系)の育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ダイアンサス(テルスター系)の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ダイアンサス(テルスター系)写真

 「ダイアンサス」とは、ナデシコの仲間の属名です。日本には、いろいろなダイアンサスの仲間が自生しており、たとえば、カワラナデシコやハマナデシコ、シナノナデシコなどが挙げられます。今回は、ダイアンサスの中でも、園芸店でよく見かける四季咲き系のセキチク、「トコナツ」の園芸品種や、ビジョナデシコとセキチクの交配種、「テルスター」などといった、花壇や鉢花として楽しむダイアンサスを紹介します。

管理

水やり

 土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。寒さに強い植物ですが、冬期はやや乾燥気味に管理しましょう。

肥料

 植えつけるとき、元肥として粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を施します。その後は、2週間に1回、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を施します。ただし、高温期は施肥を控えます。

置き場所

 ダイアンサスの仲間は、日当たりを好みます。高温多湿の時期には、蒸れて葉が黄色く変色することがあるので、風通しのよい場所で育てましょう。

花がら摘み

 花後はタネがつきやすく、そのままにしておくと株が弱ってしまいます。定期的に、萎れた花を取り除きましょう。

夏越し

 ダイアンサスの仲間は、高温が苦手です。高温期に入る前の梅雨の間に、切り戻しを行ないます。草丈15cmぐらいの位置で短く切り戻しましょう。このとき、必ず下葉が多数あることを確認してから、切り戻します。下葉が少ないと、光合成してもあまり栄養をつくることができず、枯死に至ることがあるので、注意しましょう。切り戻し後、新芽が吹いた状態で夏を乗り越えられれば、秋には美しい花を再び咲かせてくれます。

ふやし方

 タネまきは、春、もしくは秋に行ないます。さし木も可能です。さし木は6月頃に行います。元気な先端の芽を切り取り、30分程水に浸けてから、水分の蒸散を抑えるために葉を半分に切り取って、さし木用培養土にさします。この時、切り口に植物成長調整剤「ルートン」をまぶしてからさすと、発根が促されます。条件がよければ、15日後には発根が見られ、さし木をしてから30日後には、鉢上げが可能になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫

 

 
監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

ダイアンサス(テルスター系)の育て方のページです。
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